旅行中の猫のお世話は、食事・水・トイレの方法と、猫の姿や体調をどう確認するかまで引き継ぐと準備しやすくなります。人見知りの猫には、無理に触ることを前提にせず、普段の居場所と確認方法を相談しましょう。必要な12項目を、事前訪問・出発前・帰宅後の順に整理します。
事前訪問で伝える12項目
「いつも通り」ではなく、担当者がその場で再現できる情報を渡します。多頭飼育では、一匹ずつの食事・居場所・普段の様子を分けてメモしてください。
| 項目 | 伝えること |
|---|---|
| 1. 食事 | フード名・一回量・回数・計量具・残りの扱い |
| 2. 水 | 水の全ての置き場所・交換方法・給水器の分解と洗浄 |
| 3. トイレ | 砂やシート・掃除方法・替え・ゴミの捨て方 |
| 4. 一匹ずつの情報 | 名前・見分け方・食事の違い・気になること |
| 5. 居場所 | いつもの隠れ場所・入ってよい部屋・姿が見えない時の確認 |
| 6. 接し方 | 好きな遊び・苦手な接触・抱っこやブラシの可否 |
| 7. 脱走防止 | 玄関に近づく習慣・開けてはいけない窓やベランダ |
| 8. 室内設備 | 空調の設定・触ってよい機器・故障や停電時の連絡 |
| 9. 鍵・入退室 | 開閉テスト・建物の入口・受領と返却・退室報告 |
| 10. 体調・病院 | 普段の食事と排泄・治療内容・かかりつけ・時間外の相談先 |
| 11. 報告 | 食事や水の残量・排泄・写真・できなかった作業の共有 |
| 12. 帰宅変更 | 帰宅予定・遅れた時の連絡先・追加訪問と代わりの支援 |

出発前にそろえる用品と室内の準備

| 用意するもの | 準備のポイント |
|---|---|
| 食事と水 | 必要量のフード、計量具、器、予備の水容器。給水器が止まった時の方法も共有 |
| トイレ用品 | 砂・シート・袋・掃除道具。使う場所と捨てる場所をまとめる |
| 室内 | 普段の空調設定、窓と扉、危険な物、入ってよい部屋を点検 |
| 連絡と記録 | 診察券、病院情報、旅行先の連絡先、予備の連絡先を一か所へ |
療法食や薬がある場合は、獣医師の指示と事業者の対応可否を先に確認します。出発直前に初めての作業を追加せず、事前訪問で扱いを見てもらいましょう。
訪問回数と、人見知りの猫の確認方法
訪問回数は一律に決めず、食事・排泄・年齢・体調・室内設備を踏まえて相談します。給餌器やカメラがあっても、掃除、器具の不具合への対応、直接の状態確認を誰が行うかは別に決めてください。

| 状況 | 相談して決めること |
|---|---|
| 隠れていることが多い | いつもの場所、入室してよい範囲、姿が見えない場合の報告と連絡 |
| 多頭飼育 | それぞれの食事・トイレ・様子をどこまで確認できるか |
| 治療中・高齢など | 獣医師へ留守の予定を伝え、必要なお世話と引き受け条件を確認 |
| 帰宅が遅れる可能性 | 追加訪問の相談期限と、対応できない時の代わりの連絡先 |
触れ合う時間の長さより、必要なお世話ができているか、普段との違いが伝わるかを確認しましょう。
コピーして使える、一匹分のお世話メモ
猫ごとに一枚ずつ作るメモ
- 名前/見分け方/いつもの居場所:
- 食事:フード名/量/時間/器/残りの扱い:
- 水:置き場所/交換/給水器の操作:
- トイレ:場所/掃除/砂・シート/処分方法:
- 接し方:好きな遊び/苦手なこと/触れ方:
- 安全:開けない扉・窓/空調設定/入退室:
- 体調:普段の食事・排泄/治療や薬/病院:
- 報告と連絡:確認してほしい内容/連絡の順番:

帰宅後は報告と猫の様子を照合し、次回変えたい手順をメモします。鍵の返却まで確認して、依頼を終えましょう。
隠れて出てこない猫でも依頼できますか?
対応可否は事業者に相談してください。隠れ場所と普段の反応を共有し、接触せずに食事・水・トイレ・様子をどのように確認するかを決めます。
自動給餌器だけで旅行に出てもよいですか?
食事以外の水・トイレ・体調確認や、不具合への対応が残ります。機器に任せる部分と人が確認する部分を分け、必要な訪問や支援を準備してください。




